ちょっと残念な後輩の成長日記

一緒に仕事をしてる新入社員の育成奮闘記。その他、仕事、お金、子育てなど

信じる大事さ

今日は後輩の話。

 

まだ一年目だが、仕事はあんまできる方ではない。

仕事の抜けや納期遅れはしょっちゅう。さらに自分の誤りはあんま認められないタイプで、少し言い訳しがち。

だから上司はその後輩を信頼しておらず、仕事のチェックしてても、どこか間違ってる前提で、詰める。

 

まあ、たしかに間違いが多いので、そのアプローチもわからないでもない。

 

ただ、後輩からしたら、いつも疑われてる、信頼されてない、、、って感じだろう。

正直やる気を引き出す指導とは思えない。むしろやる気をなくさせてるだけではないか。

 

やる気ってどうやったら出るんだろう。

 

最近思う一つの解は「信じること」。そして、それを「伝えてあげること」。

お前はできる。ちょっとした仕事のやり方さえ覚えればまだまだ成長できる。そういうこと伝えられる上司ってほんと少ない。

 

できる人間には期待を言うけど、あんまできない人間にはその期待を絶対伝えない。期待してないから。

 

この前読んだ本でこんな研究が書いてあった。

幼児を集めて能力検査をすると伝える。(実際はしない)

その上で無作為に二つのグループに分けて、片方のグループの親にはこの子には才能がありますよと伝える。

もう片方には何も伝えない。

それで数年後その二つのグループの能力を調べると才能がありますよと伝えたグループの方が成績が良かった。

つまり期待されて育てられた方が成長するって結果だった。

 

それは子供に限った話ではないと思ってる。

社会人になっても期待されれば頑張ろうと思うし、その期待に応えようとする。

 

だから後輩を信じて指導をしようと思う今日この頃。

 

以下はミーティングで上司に怒られてた後輩に送ったメール。

 

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今回なぜミーティングでこういう結果になったか。一番の原因は、内容よりもやっぱりスケジュール管理。

 

仕事は一人で行うわけではないので、上司の承認も含めてスケジュール管理をしておく必要がある。


19日から呼び込みをするのであれば、それまでに案を固めて上司承認を得ておく必要がある。
今回は時間が少なかったため、難しかったと思うがそういう場合は、方向性だけでも事前に相談しておくと後がスムーズになる。


過去にも言ったことがあるかもしれないけど
基本的にスケジュールは逆算で考えないと。
その上で、それまでに何をすべきか細かく分けておくこと。
※今回であれば

〜中略〜


新しいことをしようとしたことは素晴らしいので後はやり方の問題 だけ。


私も若いころ(入社3年目くらい)に、 全社の人事評価のとりまとめを行っていて、 何の事前調整もせずに当時の取締役に報告に行ったときにえらく怒られたことがあります。
まあ、考えればわかっただろうし、上司にやり方をちゃんと聞けばよかったけど、 それを飛ばして勝手な思い込みでやってしまいました。


遅すぎますがその時にちゃんと仕事の段取りを踏まないといけない と覚えましたというか、知りました。。


自分の失敗談を話せばいくらでも出てきますが、 私はその失敗から学んでやっと人としてまともに仕事ができるようなりました。
そういう経験があるからこそ、 後輩くんに伝えられることもいっぱいあると思っています。


大事なことは、自分のいいところ、 悪いところをしっかりと認識すること。
人はだれでも自分の悪いところを認めるのが苦手です。
ただ、認めることができないと行動を変えることはできません。
行動を変えないと結果は変わりません。なので、 自分を正しく認識することが最初の一歩になります。


配属された時は前任者を超えろと言いましたが、 A君ががいなくなった後は頼れるのは後輩君しかいないので、 ぜひA君を超えてください。
(冗談ではなく、本気で言ってますからね)


ということで、これからも一緒に頑張っていきましょう!

 

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こんなメールで少しはやる気になってくれたらいいけど。。。